神奈川県座間市と海老名市の堺に位置する、相鉄本線の「さがみ野」駅。
ここから一駅程度の場所には、マッカーサーが降り立った事でも有名な「厚木海軍飛行場」(在日米軍での呼称。海上自衛隊での呼称は「厚木航空基地」)があります。
現在の、何の変哲もない日常風景からは想像もできませんが、
戦時中、この地には「高座海軍工廠」が置かれ、戦闘機「雷電」などの製造が行われていました。
駅を座間市側に出ると、遠近法の解説に使えそうな程にひらすらまっすぐな道路が通っています。実はこの道路、当時は工廠内の滑走路だったそうです。
この滑走路跡の道路を、ちょっと歩いてみましょう。
日本は高度成長の中で、戦時の痕跡がまったくわからない程の近代的整備が行われましたが、さらに「戦後の痕跡」すら、徐々に姿を変える時期に来ているのですね。
さあ、この滑走路跡を進むと何があるのか?
(後編に続く)